【MLB】パドレス4-0ドジャース(5月12日・日本時間5月13日/サンディエゴ)

【映像】“元阪神の守護神”、打者を絶望させたヤバすぎるストレート

5月12日(日本時間(5月13日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークで行われたサンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、MAX163km/hの剛速球で強打のドジャース打線をねじ伏せ、ダルビッシュ有の勝利をアシストした阪神タイガースの元守護神ロベルト・スアレスが、野球ファンの間で話題となっている。

先発のダルビッシュ有が7回を投げて2安打無失点と好投を見せ、また打撃陣も、初回からタティスJr、ジェーク・クロネンワースの2者連続アーチが飛び出すなど、試合を優位に進めたパドレスは、4-0、パドレス4点のリードのままで迎えた9回に、阪神タイガースの元守護神で、今季からパドレスでも“新・守護神”として好投を続けているスアレスをマウンドへ。そのスアレスは、まずこの回先頭の3番ウィル・スミスに、ファウルで粘られながらもMAX159km/hの力強いストレートで押し切ってセンターフライに打ち取り、1死とすると、続く4番テオスカー・ヘルナンデスに対しては、カウント1-2と追い込み、続く4球目、内角高め、161km/hの剛速球でセカンドへのゴロに打ち取ったかに見えたものの、これをセカンドのザンダー・ボガーツが後逸し、1死一塁に。

しかしこれで崩れないのが今季のスアレス。続く5番、一発のあるマックス・マンシーに対しても、初球、内角高めに投じた160km/hの剛速球で空振りを誘うと、カウント1-2と追い込んでからの4球目、真ん中高めのボールゾーンへと釣り球気味に投じた160km/hのストレートを打たせてキャッチャーへのファウルフライに。力のある打者に対し、力でねじ伏せるという圧巻のピッチングで2死とすると、最後の打者となる6番のアンディ・パヘスに対しては、“全球ストレート勝負”で臨むことに。これに対し、パヘスも懸命にファウルで粘ったものの、スアレスはカウント2-2からの6球目、外角の外へと外したこの日最速となる163km/hのストレートで空を切らせ、なんとも見事な三振締めとなった。

日本でも最速163km/hの速球に加え、同じく最速160km/hでありながらも変化量の大きいシンカーを武器に、福岡ソフトバンクホークスの3シーズンで29ホールド・1セーブを挙げ、その後、阪神での2シーズンでは8ホールド・67セーブを挙げるなど、都合5シーズンの間、大車輪の活躍を見せたスアレスは、パドレス入り後の2022・2023年の2シーズンでは、中継ぎとして71試合に登板。日本に渡る前はMLBでのプレー経験がなかったことから、今年が“MLBデビュー3年目”となるが、今季は抑えとして起用されはじめると、17試合に登板し、防御率0.49、リーグトップタイの12セーブと、早くも絶対的な“新・守護神”に。そのため、この日の中継を観ていた日本のファンからも、「さすがスアちゃん!」「これは猛虎魂を感じるわ」「このままパドレスの守護神になりそうやな」「ダルビッシュ先発でスアレス締めとかどんだけ夢のNPBやねんwww」「NPBで覚醒嬉しい」「日本で活躍した選手がメジャーで活躍してると嬉しいよなw」「背番号75のままなのもめっちゃ好きwww」といった様々な反響がネット上に巻き起こっている。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)