「RKB×三井松島レディス」で今季2勝目を挙げた岩井千怜。この試合でもパーオン率72%と高いアイアンショットの精度を誇り、見事優勝をもぎ取っている。5I〜PWで愛用している軟鉄鍛造の『ヨネックス EZONE CB511』アイアンは、岩井明愛も使用するアスリートモデルで、ハードなギアとして知られる。


彼女たちが使用する『EZONE CB フォージド』アイアンシリーズはフリー契約の臼井麗華も使用。男子プロの鍋谷太一らも使用するなどツアープロに好評のモデルだが、一体何がいいのだろうか?

「『EZONE CB フォージド』シリーズは、軟らかい打感とソールの抜けなど、総合的にボールがコントロールしやすくてタテ距離が合いやすい点が一番評価されていると思います。千怜プロ・明愛プロが使う『EZONE CB511フォージド』は、操作性と寛容性を兼ね備えたミッドサイズの軟鉄鍛造アイアン。ソールの当たり方が非常にいいと千怜プロは言っています。ソール幅が狭くリーディングエッジ側を削っているので、ソールを地面に当ててもきれいに抜けますね」(ヨネックスツアーレップ)

同モデルは7番でバンス角が5度と少し多めについている。バンスが多いとソールが地面に当たった後、ロフトが立つ動きにつながる。つまり、強い球が出でやすい。

「シャープな顔の中にやさしさがあるのもいいのでしょう。グースネックがついていて、やさしさも感じやすい。千怜プロはアイアンにやさしさも求めますから」(ヨネックスツアーレップ)

同モデルは、 軟鉄鍛造だがバックフェースにグラファイトハイブリッドを装着して低重心化を図っており、通常の軟鉄鍛造モデルよりやさしさが向上している点も見逃せない。

使用シャフトは先中調子のカーボンシャフト『レクシスカイザ i 8 S』を使用。現在のシャフトのトレンドであるしっかり感がありながら、シャフトがしなり戻り球も上げてくれるという。

一方、「アクサレディス」で初優勝したフリー契約女子プロの臼井麗華が使用するのは、『ヨネックス EZONE CB702フォージド』という同じシリーズでも、やさしいモデルだという。

「こちらのモデルは男子プロの谷原秀人プロや小平智プロがロングアイアンに使用するモデルで、やさしさがある上に弾道のコントロールもしやすい。女子プロがよく使用する飛び系モデルの中でも、7番で31度と割とロフトが多めなんです。球が上がりやすくスピンも入りやすいのが一番やさしい要因だと思います。しかも、軟鉄鍛造ボディでフェースはマレージング素材(マイティマレージング鋼圧延材)を使っていて飛距離も出るので、打ちやすいと思います」(ヨネックスツアーレップ)

いずれにせよ、使用アイアンに絶対の信頼があるからこそ自信を持ってグリーンを攻められるのだろう。彼女たちの今後の活躍にも期待したい。

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