熊本市電で事故につながりかねないインシデントが相次いでいることを受け、熊本市交通局は23日、外部有識者による検証委員会を開いた。背景も含めて調べ、年内をめどに再発防止策をまとめる。

 熊本市電では今年、ドアが開いたままの走行などのインシデントが4件起きている。この日の会議では、交通局の担当者から発生時の状況や現状の事故防止策などの説明があった。

 会長の吉田道雄・熊本大名誉教授(社会心理学)は「基本的にヒューマンエラーはあるもので、どう改善していくかが大事。実際に関わった運転士にも話を聞きたい」と話した。(杉浦奈実)