5月26日、横浜アリーナで『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023−24』ファイナルが開催され、前年王者の琉球ゴールデンキングス(西地区2位)が広島ドラゴンフライズ(ワイルドカード上位)との第2戦に臨んだ。

 第1戦に74−62で勝利した琉球は、スターティング5を変えてこの試合に挑んだ広島を相手に第1クォーターから劣勢を強いられる。それでも、第2クォーターで逆転すると、第3クォーター序盤には2ケタのリードを奪取。しかし、第4クォーターで広島の猛攻を受け、最後は63−72で敗れた。

 この試合で5得点7リバウンドを挙げた今村佳太は、試合後の囲み取材で「(広島は)第1戦で負けているので、こういう展開になるのは分かっていたんですけど、昨日できたことが今日はやらせてもらえず、そこは改善する点ですし、広島さんというより自分たちの問題かなと思います」と冷静に語った。

 帰化選手である河田チリジを先発し、ビッグラインナップで試合をスタートさせた広島。これに対し、「受け身になってしまった」という今村は、「自分たちが合わせた感じになってしまい、そうじゃなくて、自分たちがやってきたことはなんだったのかをもう一回理解する必要がある」と力を込める。

 また、ディフェンス面については、「ターンオーバーからの失点だったり、自分たちが守らないといけない部分での3ポイントを決められ、相手にモメンタム(勢い)を持って行かれてしまった」とコメント。さらに、オフェンス面についても「スリービッグをしている時間帯ではミスマッチをつこうとするあまり、日本人選手のアグレッシブさがなくなりリズムが生まれなかった」と明確に反省点を口にした。

「ファイナルの舞台で素晴らしい相手とGAME3まで行くというのは、バスケットボール界においてはいいことだと思います。ただ自分たちは今日で決めるつもりでいたので、すごく悔しい思いがあります」

 琉球はこの悔しさを胸にリーグ2連覇を達成することができるのか。運命の第3戦は28日(火)の19時5分からティップオフだ。

【動画】琉球に立ちはだかる2連覇の壁 GAME3でその壁を打ち破ることができるか!