NBAの“キング”こと、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の去就に関するコメントが話題となっている。

 ジェームズのエージェントを務める『クラッチ・スポーツ・グループ』のリッチ・ポールCEOが、5月25日(現地時間5月24日)のNBAプレーオフの試合中継に出演し、「レブロンはフリーエージェントだ」と発言。ジェームズ本人は去就に関して沈黙しているものの、エージェントの一言から改めてその行方が注目を集める事態になった。

 レブロンとレイカーズは、2022年8月に2023−24シーズンから2年の延長契約に合意。最終年に当たる2024−25シーズンについてはプレーヤーオプションとされており、このオフに契約を破棄して他球団へ移籍する可能性がある。

 ただ、ポールCEOは中継内で“FA発言”の真意を問われると、今オフの契約破棄の可能性については明言せず、「彼(ジェームズ)がどうするかは分からない。毎年やっていることをやるだけだ。状況を評価し、最善の決断を下すつもりだ」と話すにとどめた。

 ジェームズは今年12月に40歳の誕生日を迎える大ベテランだが、2023−24シーズンもレギュラーシーズン71試合に出場し、1試合平均35分18秒のプレータイムで25.7得点7.3リバウンド8.3アシストと存在感を発揮。「オールNBA」のサードチームに選出されるなどコート内での影響力は健在だ。

 息子のブロニー・ジェームズがNBAドラフトへの参戦を表明したことから、“親子共演”も父レブロンの去就に影響を与えると見られている今オフ。キングはどのような決断を下すのか。世界中のNBAファンがその動向を注視している。