3人組ロックバンド「ヤバT」ことヤバイTシャツ屋さんの、こやまたくやさんがX(旧Twitter)を更新。 志摩スペイン村 でのワンマンライブ開催に関するエピソードを明かしました。

時事通信

「カメラの回っていないところで……」

ヤバイTシャツ屋さんのボーカル・ギターを務めるこやまさんは、小学生の頃から毎年志摩スペイン村に訪れていたと話します。

今回のイベント開催のきっかけは、そんなこやまさんが“メンバーとも志摩スペイン村に行きたい”と思い立ったことなんだとか。

「ヤバイTシャツ屋さんはシングルCDを出すたび初回限定盤の特典DVDで、そのシングルのタイトルにちなんだ場所にロケに行くという決まりがありました」

「そうしてこざかしい考えの元、2019年に発売するCDのタイトルを『スペインのひみつ』にしたのです。スペインに関する曲は一切収録されていません」

と、意外なCDタイトル名の由来を明かしたこやまさん。

「そんなことをつゆほども知らないユニバーサルミュージックはまんまと志摩スペイン村に撮影の許可を取ってくれ、無事に会社のお金でスペイン村を堪能することに成功。ありがとう、ユニバーサルミュージック」

とその後、無事メンバーと一緒に志摩スペイン村を訪れることができたんだそうです。

ヤバイTシャツ屋さんが志摩スペイン村を楽しむ様子は、CDの初回盤に付属する DVDに収録 されました。

そこで起きた出来事について、こやまさんはこう語ります。

「そのロケが終わった後、カメラの回っていないところで志摩スペイン村さんからまさかの提案が」

「『志摩スペイン村25周年の記念のCMソングを歌ってくれませんか?』めちゃくちゃ嬉しかったです。あの、関西人や東海人なら絶対に歌える『エスパーニャ〜♪ 太陽と歌を求めて〜♪』のCMソングをヤバT流にアレンジさせてもらいました」

なんと、ロケだけでなくCMソングのアレンジまで行うことになったといいます。

さらに、その後もとんとん拍子で2020年3月に園内でライブをすることが決定したんだとか。

発売したチケットは全て完売するという人気ぶりを見せましたが、新型コロナウイルスの流行によりライブは中止となってしまいました。

「絶対にリベンジする」

「『元通りのライブが出来るようになったら絶対にリベンジする』と約束をしましたが、延期公演の目処は全く立ちませんでした」

と、厳しい状況が続いたことを明かしたこやまさん。

それでも諦めずに、動員する客数を半分以下に減らすなどしてライブ公演を続け、2021年11月の大阪城ホールでのワンマンライブでは志摩スペイン村のキャラクターたちが登場する映像をバックに、CMソング『きっとパルケエスパーニャ』を披露しました。

このライブでさらに志摩スペイン村での公演の実現を誓ったといいます。

そうして、ついに今回のリベンジ公演の開催が決定しました。

「コロナ禍を経て、4年前を凌駕した並々ならぬ想いのこもった2日間になりました」

「ヤバイTシャツ屋さんは、コロナ禍でエンタメから、音楽から、ヤバTから足が遠のいてしまったお客さんたちを取り戻すことができたのか」

「その証明になるようなイベントだと思っています。バンドにとって一旦の、コロナ禍での悔しさからの区切りになるようなイベントだと、僕は個人的に考えています」

ファンから応援の声

こやまさんが明かした裏話に、ファンからは大きな反響が寄せられています。

💬「思い出の場所で貸切ライブしてくれるのすごく嬉しい! ライブが大成功する事を祈ってます」

💬「涙出てくる...😢 ほんとにずっと待ってた」

💬「バンドって客と演者がいて完成なの、ヤバTのライブから知りました。最高のバンドです」

💬「最後まで読んで並々ならぬスペイン村への愛を感じました」

志摩スペイン村も「嬉しい」とコメント

志摩スペイン村の 公式X はこやまさんの投稿に対し、

「こやまさんの志摩スペイン村への想い、とってもと〜っても嬉しいです🥹」

「いよいよ明日明後日! みんなで全力で楽しみましょう!!」

とコメントしています。