女優の永野芽郁(24)が16日、東京都内で主演映画「からかい上手の高木さん」(今泉力哉監督、31日公開)の完成披露舞台あいさつに、共演の高橋文哉(23)らとともに登壇した。

 島に教育実習生として戻ってきた高木さん(永野)と体育教師として出迎えた西片(高橋)の中学生の初恋から10年後を描く。アニメ化もされた人気作に今泉監督は「原作にあるピュアな時間がちゃんと閉じ込められたかなと思う。映画から作品を知る人も楽しめるものになればと、みんなで作っていました」。撮影は小豆島で行われた。

 イベント開始前、場内アナウンスで注意事項を永野と高橋が順番に読み上げるサプライズに観客席は大喜び。さざ波のような悲鳴に包まれ、客席からの登場にキャストも手を振って歓声に応えた。

 イベント中には高橋がハンカチで汗をぬぐった際に顔に付いた糸くずを永野が手を伸ばし取ってあげるなど、信頼関係がうかがえた。永野は「日常でからかうというのは悪い意味だけじゃないんだとこの作品で知りました」と話した。

 また、高橋に対しては「からかう側です」とニッコリ。高橋が「僕が歩んできた人生はからかう側だったんですけど、永野さんに出会って変わりました」と明かすと、永野は「え、そうなの⁈」と驚き「光栄です」とほほ笑んでいた。

 最後に永野は「映画館でゆったり過ごすことができる映画になりました。私自身、劇場から帰るとき体が軽くなるのを実感しました。映画を見てどこか癒やされて、キュンキュンするのを共有していただけたら」と呼びかけた。

 イベントにはほかに江口洋介(56)、鈴木仁(24)、平祐奈(25)、前田旺志郎(23)、志田彩良(24)も登壇した。