◇28日 米女子ゴルフ JMイーグルLA選手権最終日(米カリフォルニア州、ウィルシャーCC)

 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)テッド・ムース】西郷真央(22)=島津製作所=が69で回って通算3アンダーにし、今季初めてのトップ10入りとなる8位で終えた。前日猛チャージをかけた畑岡奈紗(25)=アビームコンサルティング=は74と落とし、通算2アンダーで13位。古江彩佳(23)=富士通=も73と伸ばせず、通算1アンダーの25位だった。ハナ・グリーン(オーストラリア)が通算12アンダーで逃げ切り、大会連覇。今季2勝目、ツアー5勝目を挙げた。

 西郷はトップ10に入ったものの、無念さの方が大きかった。17番までは快調に来ていたが、最終18番パー3で痛恨のダブルボギー。右バンカーを避ける意識が強すぎ、大きくグリーン左に外した。ボールは激しい下り斜面に止まり、「SWではどうにもならない」と、PWで低めに打ち出す方法を選択。だが、それでも2打目ではグリーンに乗らなかった。

 風が強く吹き始め、オナーとあってティーショットが難しかったのも不運だった。「最後でプラマイゼロになってしまった。悔しいというより、情けない。トップ10に入っても、あまりうれしくない。今日は寝られるか分からない」と、声も沈んだ。

 だが、手首痛で一時は棄権も考えながら、4日間闘い抜けたことは収穫だ。いったん帰国して治療とクラブの調整をし、2週後にまた戦列に戻る。(写真はAP)