第98回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は4月27日に第3節の6試合を行った。2連覇を狙う筑波大は茨城県つくば市の同大学第一サッカー場で中大と戦い、3―0で勝利。右サイドバックの池谷銀姿郎(いけがや・ぎんじろう、2年・横浜FCユース)が2ゴールをマークした。筑波大は通算成績を2勝1分けの勝ち点7とし、勝ち点9の首位の明大に次ぐ2位に浮上した。

 筑波大の池谷がDFとは思えないような得点力を発揮した。まずは1ー0で迎えた前半43分、自陣で起点になったあと、そのまま相手ゴール前に上がり、左からのクロスボールをジャンプヘッドで沈めた。後半34分には、ペナルティーエリア手前右寄りの位置から、正確な右足弾で仕留めた。

 背番号18は、1試合2ゴールについて、「考えてみたんですけど、(過去に1度も)ないと思います」と笑った。「(自身の1点目は)ヘディングをいいところに落とせました。(2点目は)味方が横パスをくれて、それを流し込んだ感じです。実はシュート練習を結構やっているんです」と、胸を張った。

 DFとしては、無失点で抑えたことも誇れる。しかも、3戦連続完封だけに、「そこもメチャメチャうれしいです。強固な守備ができていると思います」と喜んだ。

 U―23日本代表の進撃に感化された。パリ五輪出場決定に大きく貢献した同い年の川崎DF高井幸大(こうた)とはプライベートで食事に出かける仲。「刺激にならないわけがありません。もっともっと、自分も頑張らないといけないと思います」と奮い立っている。