◇6日(日本時間7日) ドジャース6―3マーリンズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は「2番・指名打者」で先発出場し、今季初の3試合連続本塁打となる11号同点2ランを含む3打数2安打2打点1四球で、打率は3割7分に上昇した。11号は大リーグ単独トップで、3試合連続のマルチ安打に加え、3試合ぶりの1試合2盗塁でチーム単独トップに立つ今季9個とした。

 期待の一打は、いきなり飛び出した。2点を追う1回、1番・ベッツが四球で出塁した直後の無死一塁で打席へ。マーリンズ先発右腕・ムニョスと初対戦し、カウント2―2からの5球目、外角高めのフォーシームを完璧に捉えてバックスクリーンに運んだ。飛距離は441フィート(約134・4メートル)で、3試合連続本塁打は昨年7月以来だった。

 通算8度目の週間MVP(4月29日〜5月5日)受賞の余韻に浸るどころか、勢いは加速する一方。3戦連続となる一発に、ドジャース公式X(旧ツイッター)は「SHOHEI, YOU ARE RIDICULOUS.(翔平、すごすぎて信じられないよ)」と驚嘆をつづった。

 2回の第2打席こそ見逃し三振に倒れたものの、4回1死一塁の第3打席は右前打でチャンスを拡大し、二盗。6回1死一塁の第4打席では四球を選び、さらに2死後に二盗を決め、盗塁数でもチームトップに躍り出た。

 チームは大谷、フリーマン、アウトマン、T・ヘルナンデスの計4発6得点で逆転勝ちし、今季2度目の5連勝。今季最多を更新する貯金11(24勝13敗)とした。(写真はAP)