◇6日(日本時間7日) ドジャース6―3マーリンズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は地元のマーリンズ戦で「2番・指名打者」で出場。1回に3試合連続アーチで大リーグ単独トップに立つ11号同点2ランを放つなど3打数2安打2打点、1四球1三振。二盗も2つ決め、今季9盗塁とした。

 2点を先制された直後の1回無死一塁。大谷が右腕ムニョスの外角高め、ストライクゾーンぎりぎりの155キロ直球を振り抜くと、ボールはバックスクリーンへ一直線。395フィート(約120メートル)と記された中堅フェンスを軽々と越えていった。

 やはり『西の盟主』と称される名門球団でも史上最強のロケットスタートだった。米野球データアナリストのサラ・ラングスさんによれば、今季の大谷翔平は開幕から103総塁打。これは少なくとも1901年以降のドジャースで、これまでの記録を「11」上回る最多記録だという。

 地元中継局スポーツネットLAのデービス実況は、第2打席のとき「大谷は直近9打数8安打、4本塁打。また、直近6打数だと6安打、3本塁打です。どこをどう切り取っても『otherworldly(異世界の)』数字です」とし、ハーシュハイザー解説者は「しかも、ポテンヒットなんかじゃない。どの打球も強くたたいているしね」と付け加えた。(写真はAP)