17日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する楽天・早川隆久投手(25)が16日、大阪への移動前に仙台市の楽天モバイルパーク宮城で行われた先発投手練習に参加。リーグ4位からの巻き返しを期すチームに勢いをつける好投を誓った。

 10日の西武戦(ベルーナドーム)で勝ち、今季の成績を3勝3敗の五分に戻したが、入念なキャッチボールやダッシュで調整した左腕は「やっとスタートラインに立てたというところもある」とサラリ。今江監督から荘司とともに先発ローテを引っ張って”貯金”をつくっていってほしいと開幕前から言われていることから、「明日からもそうですし、ずっと勝ちを積み重ねていければと思います」と意気込んだ。

 オリックスとは今季初対戦となる。その相手には今季対戦打率4割、8戦5発と投手陣の天敵となっているセデーニョがいる。しかし、今季のフォームに「真っすぐの空振り率も高くなりましたし、打者の嫌がられ方というのも良くなってきた」と手応えを感じている早川は「展開次第というところはありますけど、まずはしっかり自分らしい投球をやっていきたい」と平常心で封じていく姿勢を強調した。