国内女子ゴルフのリゾートトラストレディス(賞金総額1億4000万円、優勝2520万円)が23日から4日間、兵庫県三木市の関西GC(6545ヤード・パー72)で開催される。前週、逆転で今季3勝目を手にした竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=は初メジャー挑戦を前に、ツアー史上3人目となる「同一シーズン2度の2週連続V」と目指す。

 「相変わらず調子はいい。疲れはそれほどたまってないです」。プロアマ戦を終えた竹田は今大会について「トリッキーなコースだけど、グリーンは止まりやすいのでデッドに打っていけるようにしたい」。ピン奥からバックスピンでボールを戻すことも頭に入れながら攻略したいという。

 20日付の世界ランクは50位に浮上。来週の全米女子オープンだけでなく以降に開催される全米女子プロ選手権の出場権も獲得、エビアン選手権やAIG全英女子オープンといった今季メジャー全試合の出場資格も得られそうだ。「全米女子プロはたぶん出ません。日本ツアーのほうに出たい。来年米ツアーに行くことは今のところ考えていないから」と話す。昨年、調子が上がっていたところで新型コロナウイルスに感染したため悔しい欠場となったアース・モンダミン杯を優先。エビアンと全英については「出たい」と語り、パリ五輪日本代表の可能性については「これっぽっちも考えてないです。いつ五輪があるかも知らない」と苦笑いした。

 現在、熊本県西原村に新居を建設している。竹田のこだわりは、「床の色。こげ茶です。5色ぐらいから選びました」。住居を移転した後、実家のゴルフショップの移設したり練習グリーンなどの充実させたりといった夢を膨らませている。