昨季はDeNAで10勝を挙げたトレバー・バウアー投手(33)が、残りのシーズンもメキシカンリーグに残留することが決まった。所属するメキシコシティ・レッドデビルズが25日、公式サイトで発表した。

 MLB復帰を熱望するバウアーは今季、同リーグで7試合に先発して5勝0敗、62奪三振、防御率1.50で、いずれもリーグトップ。2020年のサイ・ヤング賞投手として格の違いを見せている。チームの公式サイトは「ホームでも遠征先でも、球場内で何百人ものファンにサインをしたり写真を撮ったりして、距離を縮めてきた」とプレー以外のパフォーマンスも評価している。また、DeNA球団は26日、今季中の再契約は断念したことを明らかにした。

 一方で、バウアーはX(旧ツイッター)で古巣ドジャースに対してジョークを飛ばす様子も。地元メディア「ドジャース・ネーション」のXアカウントは25日、チームの4連敗を報じ、打たれてベンチで帽子をたたきつける先発ビューラーの動画を添えて「これではいけない。何を変えるべきか?」と投稿した。

 これにバウアー本人が「トレバー・バウアーと契約する」と返信。日本のファンからは「隙あらば売り込み」「バウが投げて大谷翔平が打つというシーンは見たい」と期待の声も出ている。