◇26日 中日5―0ヤクルト(バンテリン)

 中日は26日、交流戦前最後の一戦となったヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)を5―0で快勝した。今季初登板となった先発の仲地礼亜投手(23)が右脚を痛め1回限りで降板。立ち上がりのアクシデントにも、緊急登板した橋本侑樹投手(26)から6投手の継投で完封リレーを完成させた。打線も1回に2点を先制すると効果的に追加点を奪った。連勝で2カード連続の勝ち越しを決め4位浮上。いい流れで交流戦へ向かう。 ダヤン・ビシエド内野手(35)がバットで存在感を示した。1回、1点を先制しなお2死一、二塁。ヤクルトの先発松本健の135キロカットボールを捉えた。打球は一、二塁間を抜け、貴重な追加点となる右前適時打。「チャンスの場面だったし積極的にいこうと思っていた。抜けてくれてホッとしたよ」。今季初タイムリーで今季初打点を挙げた。

 3回には1死一塁から強烈な左翼フェンス直撃の二塁打。「良いスイングができている」。3試合ぶりのスタメン出場に結果で応えた。

 来日9年目となる今季は中田の加入もあり出場機会は減っている。それでも「自分にできることをしっかりやるだけ」とブレることはない。