夏の甲子園に届かなかった高校球児が個人で挑戦できるリーグ戦「リーガ・サマーキャンプ」が今夏、初めて開催される。北海道内で8月7日〜18日の12日間。期間中はスポーツマンシップ講座や練習を経て、4チーム編成のリーグ戦を行う。栗山町民球場を主会場に、最後は日本ハムの本拠地・エスコンフィールドでプレーができる。

 主催する一般社団法人「ジャパン・ベースボール・イノベーション」の阪長友仁代表理事(43)は「選手にはもちろん全力で甲子園を目指してほしい。その上で行けなかった場合にも価値ある場所をつくりたい」と企画した。各都道府県大会で敗れたチームだけでなく、出場校でベンチ外になった球児も含め、高校生活で重ねた練習の成果を披露できる実戦の場を設けることが最大の目的。試合では卒業後を見据えて木製バットを使うほか、元プロ野球選手からの直接指導も予定されている。

 参加費は約27万円で、定員は約80人。今月31日午後5時まで受け付け、定員に満たなければ2次募集する。甲子園に出場する場合は無料でキャンセルできる。