月川翔監督作『ディア・ファミリー』の主演・大泉洋が、福本莉子がナビゲーターを務める、“シネマチャンネル”に登場。TOHOシネマズ全劇場・全スクリーンの映画上映前に流れる幕間映像として上映されることが決定した。

 世界で17万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話を実写化する本作。

 生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。

 娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始め、その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABPバルーンカテーテルを誕生させたその秘話を、主演に大泉洋、大泉演じる坪井宣政を支える妻に菅野美穂、心臓疾患を持つ娘に福本莉子、家族を支える姉妹に川栄李奈、新井美羽を迎え、月川翔監督がメガホンをとる。さらに、松村北斗をはじめ有村架純、光石研、上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂らが出演する。

 このたび、福本がナビゲーターを務める“シネマチャンネル”に大泉が登場。“シネマチャンネル”でのゲスト登場は今回が初めて。『ディア・ファミリー』とTOHOシネマズとのコラボ企画として、大泉の出演が実現した。

 とはいえ登場シーンは、なんと1分という時間制限があり、「登場→福本とのやり取り→最後のセリフ」までを時間内に収める必要があった。しかし『ディア・ファミリー』で難しいシーンを乗り越えた父娘の絆は揺るぐことなく、息のあったコンビネーションで、なんと一発OK。立ち会ったスタッフが思わず拍手する一幕も。

 2021年からナビゲーターを務める福本は、「普段はスタジオで1人で撮影しているのですが、こうやって誰かと一緒に共演するのが初めだったので新鮮でした」と喜び、“シネマチャンネル”初のゲストとなった大泉は「私は人がやっているものに乱入するということが好き」と、楽しそうに答えた。

 1分という時間制限には「緊張感があった」としながらも、一発OKだったことには、「親子の絆で息もぴったりで、しっかりと1分にまとめました」と、自信を見せた大泉。福本は「すぐに映画館に行ってチェックしたいと思います」と、そして大泉は「何も伝えず(一緒に)観に行って、びっくりしている娘を見たい」とそれぞれの期待感を語った。

 映画『ディア・ファミリー』は、6月14日全国公開。

 大泉、福本のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■大泉洋

 僕も普段映画館に行くと莉子ちゃんの「シネマチャンネル」を必ず観ますが、そこに他の人が出てくるのは観たことなかったので出演することができて嬉しかったです。私は人がやっているものに乱入するということが好きなので、私にとっては一番好きな企画でした。ただ、秒数の制限が厳しくて、絶対に1分を超えないようにと言われていたので緊張感もありました。親子の絆で息もぴったりで、しっかりと1分にまとめました。娘には何も伝えずになるべく早く映画館に観に行って、いきなり僕が出てくることでびっくりしている娘を見たいと思います。

■福本莉子

 普段はスタジオで1人で撮影しているのですが、こうやって誰かと一緒に共演するのが初めだったので新鮮でした。スペシャルコラボ企画ということで、とても嬉しかったです。

 時間制限がありましたが、一発できっかり1分撮影出来たのがすごかったです。今回の仕上がりは完全に未知の世界なので、すぐに映画館に行ってチェックしたいと思います。