素肌を見せる機会が増える夏は、ジュエリーを主役にファッションを楽しんでは?
セレクトショップ「TOMORROWLAND」のジュエリー専門バイヤー・和田麻里子さんが選んだ、夏の気分を“アゲる” ネックレス7選をご紹介します。
真夏の強い日差しにも負けない、華やかでインパクトのあるジュエリーが集結。
存在感のあるジュエリーで、明るく、ハッピーな気分を演出
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昨年に引き続き、今年も各ブランドから、大ぶりで、インパクトのあるデザインのジュエリーが続々と登場。
「素材もゴールドやシルバー、パール、ガラスと本当に様々です。その中から今回は、夏にぴったりのハッピーな気分になれそうなジュエリーを選びました。異素材を組み合わせたものや、カラフルなものを取り入れて、遊び心のあるコーディネートを楽しんで」と和田さん。
薄着になり、シンプルなコーディネートが増えるこの季節、「ちょっと物足りないな……」というときにも、存在感のあるジュエリーが活躍してくれるはず。
いつも“好奇心”を胸に。お守り感覚で身に着けたい
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台湾人の母と日本人の父の間に生まれ、思春期はロサンゼルスで過ごした経験を持つデザイナー・高橋れいみ氏が展開するブランド「R.ALAGAN(ララガン)」。
日本の熟練職人とタッグを組んで作られるジュエリーは、シンプルなようでどこかユニークさを感じさせるデザインが魅力。
「CURIOSITY NECKLACE」はデザイナーがスケッチした“CURIOSITY(好奇心)”の文字から職人が手彫りで型を起こしたネックレス。
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留め金がチャーム部分に付けられていて、首回りがすっきりと見えるように工夫されている点にも注目。太さや長さの違うチェーンと重ね着けすれば、“CURIOSITY”の文字がいっそう際立つ。
パール×ターコイズ、夏らしい爽やかなコンビネーション
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「LIZZIE FORTUNATO(リジー・フォーチュネート)」は、リジーとキャスリン、双子の姉妹が手がけるニューヨーク生まれのブランド。
和田さんによれば、シーズンごとにカラフルで、身に着けるだけで気分が上がりそうなアイテムを多く展開しているのだとか。
ボリューム感のあるロングネックレスは、マザーオブパールにターコイズを埋め込んだチャームと、存在感のある留め具のデザインに注目。
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同じブランドのパールネックレスと組み合わせて、胸元を明るくポップな印象に。クローゼットに眠りがちな、フォーマルなパールネックレスとのコーディネートもおすすめ。
ポップで華やかなデザインに一目惚れ
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『ハーパーズ・バザー』の「世界で最も期待されるアクセサリーライン」にも二度選ばれているという注目のジュエリーブランド「LIZZIE FORTUNATO」の2024春夏コレクションから、淡水パールやアフリカンビーズを組み合わせたネックレスをセレクト。
ほどよいボリューム感にくわえて、一つひとつのパーツをブルーやオレンジの糸でつないでいるなど、手が込んだデザインが美しい。
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そのままでもインパクトがあるけれど、太めのゴールドチェーンを重ねて、胸元で夏の太陽に負けじときらめく様子を楽しんで。
お茶目でエレガントな恐竜モチーフ
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イタリア発のブランド「ALIITA(アリータ)」といえば、デザイナーのシンシア・ヴィルチェス・カスティリオーニ氏が、“身近にある愛おしいもの”から着想を得てデザインした遊び心あふれるモチーフが大人気。
愛嬌のある、ゆる〜いフォルムの恐竜の瞳には本物のエメラルドが埋め込まれていて、光が反射するたびに上質な輝きを放つ。
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今回、和田さんが重ね付けに選んだのは、クロヒョウのチャームが揺れるチェーンネックレス。まるで首元で“追いかけっこ”が繰り広げられているようなコーディネート、真似したい!
淡水パールとアフリカンビーズ、ありそうでなかった組み合わせ
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マイアミ生まれの「eliou(エリウ)」は、貝やサンゴなど天然の素材を取り入れ、伝統と現代の融合を表現するブランド。
淡水パールと、アフリカの民族が家宝として保管していたというガラスのトレードビーズ、ゴールドフィルドビーズで構成されたカラフルなネックレスは夏にぴったりの1本。
チープになりがちなビーズも、上品なツヤがある淡水パールと組み合わせることで、大人っぽい華やかな印象に。
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無地のTシャツやプレーンなワンピースなどシンプル&カジュアルなファッションに合わせて楽しみたい。夏のレジャーのお供にもぴったり。
日本が誇る、伝統工芸をジュエリーに
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日本各地で育まれた伝統工芸の繊細な技術や美しさに着目し、現代に寄り添うジュエリーを提案する「SIRI SIRI(シリシリ)」。
高温で溶解したガラスに一つひとつ息を吹き込んで成形する「吹きガラス」をつなぎ、ゴールドを密着させる技術で製作されたネックレスは、熟練職人にしか作ることができない至極の逸品。
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身に着けると驚くほど軽くて、まるでシャボン玉をまとっているような感覚に。アートピースを身に着けるような感覚で、ジュエリーが主役のコーディネートを楽しみたい。
捻りの利いたチェーンで、胸元に動きをプラス
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ニューヨークを拠点に、made in USAにこだわるジュエリーブランド「LAURA LOMBARDI(ローラ・ロンバルディ)」は、ヴィンテージパーツと現代のパーツを組み合わせて再構築したコレクションを展開している。
ねじれたようなデザインのブレイドフレームを組み立て、ミドルレングスの51センチに仕上げたネックレスはTOMORROWLAND別注。
温かみのあるゴールドや、動きのあるデザインはシーズンレスに使えて、どんなファッションとも相性抜群。
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長さや太さが異なるチェーンと重ねて、グラデーションのように楽しむのがおすすめ。
TOMORROWLAND
https://store.tomorrowland.co.jp/
和田麻里子(わだ・まりこ)
15年以上にわたり「TOMORROWLAND」のジュエリー・バイヤーを務める。国内外のブランドが手がける、上質で、遊び心に富んだジュエリーを集め、その魅力を紹介している。自身は大ぶりなデザインのジュエリーにストーンやチャームを組み合わせるなど、メリハリのあるコーディネートで重ね着けを楽しんでいる。
文=河西みのり
撮影=釜谷洋史