「ウエスタン、広島1−1阪神」(8日、由宇球場)

 阪神は先発の及川が今季最長の6回1失点。前回先発した4月23日にマメがむけた影響で間隔が空いての登板となったが、不安を感じさせない投球を見せた。リリーフ陣が無失点リレーで引き分けとした。

 打線は井上が2試合連続3安打と躍動し打率・344と状態を上げている。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 −及川が久々の先発。今季最長6回を1失点でしっかり抑えた。

 「マメの都合で1回飛ばしたけど今日は球も強かったし、しっかり制球できて粘り強く投げてたね」

 −松原が苦しい場面から登板して7試合連続無失点。

 「ファームだから全部が全部そういうわけではないんだけど、登板機会っていうところも大事になってくるし、そういう流れもあっての今日の起用だったけど。そこでどんな場面でもしっかり抑えて。結果を、今んところ結果を出してるし、非常に球自体が力もあるし変化球のキレも。今、状態が非常にいいんで気持ちが乗ってるというか、マウンドでも非常に腕が振れて向かっていく姿勢が出てるよね」

 −これからも厳しい場面で使っていく。

 「いや、回の頭からいくこともあるし、他の投手とのかねあいもあるんで、全部が全部そういう場面ではないとは思うけど。今日の投球を見てたらそういう場面でも十分いけるなと」

 −川原、湯浅が無失点でつないだ。

 「陸の場合は右左(の打者)関係なくいける投手なんでね。打順とか、左だからいくっていう感じじゃなくね。右でも十分抑えられるぐらいに力はついてる。湯浅は今日真っすぐがちょっと良くなかったね。ただそうやって状態が良くなくても、変化球でっていうね。そういうことができるぐらいの状態に上がってはきてる。けどやっぱり湯浅の持ち味の直球。そこら辺の精度というかね。もう本当にもう一息のとこまで来てるんだろうけど。そこをなんとかいい状態に持っていけるように、これからもやってってほしいな」

 −井上が2試合連続3安打。

 「そうだな。今日追い込まれてからしっかりコンタクトできてたんでね。やっぱり追い込まれてから長打っていうのはなかなか難しいし、あそこで簡単に終わらずに、そこをヒットにできてるんでね。粘り強くね。今、だから非常に状態はいいんじゃないかな」