昨年3月末ウェザーニューズ退職 今年5月1日付でノースプロダクションに

 気象情報専門チャンネルで気象キャスターとして活躍し、昨年3月にウェザーニューズを退職した内田侑希が、5月1日付で芸能事務所「ノースプロダクション」に所属し、仕事に復帰することが同日、分かった。同事務所の公式HPで公表された。内田はENCOUNTの取材に応じ、ウェザーニューズを退職した理由や今後、どんな仕事に携わっていく意向なのか明かしてくれた。

 まずウェザーニューズを退職した理由を尋ねた。

「服飾の勉強をするためです。子どもの頃、私の祖母が浴衣やドレスなど、何でも作ってくれた影響で和裁や洋裁を専門的に学ぶのが長年の夢でした。その後、高校時代に留学先で洋裁の授業を履修したことで服作りの面白さに気づき、さらにその分野を勉強したい気持ちが強まりました。あとは思い立ったらすぐ行動する性格なので、キャスターを務めて丸3年というタイミングで自分のステップアップも考え、退職を決意しました」

 昨年3月の退職から1年。休む間もなく服飾の勉強に力を注いでいたということか。

「新宿文化服装学院に入学して勉強をしていました。退職して1週間ほどで入学式があり、夏休みなどの長期休みを除くと土日もほとんど課題をこなしていました。課題はスカート作りから始まり、本当に試行錯誤でしたが、パンツ、スーツ、シャツ、ワンピース、ドレスまで制作ができるようになりました。すっかり忘れていたのですが、学生なので当然試験もあったんですよ(笑)。実技だけではなく筆記試験もあり、久々に試験勉強をしました。また、入学当初の目標であったパターンメーキング検定3級も取得でき、充実した1年間でした」

 芸能事務所に所属。今後の活動内容と抱負を知りたい。

「何事も実際にやってみないと分からないので、自分にできることを模索し、できることは何でも挑戦してみたい! と思っています。イベントのMCであったり、好きなアジアの国に行ったり、ドッキリにもかかってみたいです(笑)。それと私はスポーツ観戦、特に野球や大相撲が好きなので、それに関連するお仕事ができたらすごくうれしいです。大きな目標はみずほPayPayドーム福岡で始球式をすること。そして、みなさんと直接お会いできる企画を考えていて、今から楽しみです」

 どんな肩書になるのか。

「これからその肩書きを決めるステージになってくるのかと思います。最初は“オールラウンダー”でさまざまなことにチャレンジしたいです。そのうちに自分の得意な分野や好きなことがはっきりと見えてくると思うので、そこを磨いていきたいです。ウェザーニューズでキャスターをしていた際は、身近にものすごい専門家の方がいらっしゃったので、私も別の分野で専門性を高めたいです。そして結果的に自分がこれだ! と思った肩書きに出会いたいです」

 ファンと直接会える企画を検討中と言うが、この日、所属を発表した事務所の公式ホームページでは、スタッフによるX「内田侑希 ゆっきースタッフ公式X」を使い、内田の宣材写真をフォロワーの投票で決める企画も開催すると紹介。また、内田も今後について自身のXでメッセージを発信する意向という。

□内田侑希(うちだ・ゆき) 1995年12月8日、福岡県生まれ。2014年に上智大総合グローバル学部に入学し、17年度のミスソフィアに輝く。18年3月に卒業し、同年4月に金融関係の企業に就職したが、20年1月、気象情報会社ウェザーニューズのウェザーニュースLiVEキャスターオーディションに応募して合格し、昨年3月まで気象キャスターとして活動。ウェザーニューズ退職後の昨年4月からは新宿文化服装学院で服飾を学び、今年3月卒業。血液型O。ENCOUNT編集部