日経平均は112円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落する一方、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発し、また、昨日の米株式市場の取引終了後に発表された米半導体エヌビディア決算を受け、時間外取引で同社株が買われたことが、東京市場の半導体関連株などの株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=156円70銭台と、円相場が引き続き円安・ドル高方向で安定して推移していることが東京市場の安心感となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、国内長期金利の先高観が強まっているほか、昨日の海外市場で米長期金利が強含みで推移したことなどが東京市場で株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は伸び悩んでいる。