三笘はシーズン後半を怪我で欠場

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、怪我で今季後半を棒に振った。それでも現地メディアは「人気は衰えることはなかった」と日本人ウインガーを絶賛している。

 ブライトンはプレミアリーグ今季11位でフィニッシュ。序盤こそ上位に立つ期間があったものの、リーグ中盤から失速した感は否めない。また、今シーズン限りでロベルト・デ・ゼルビ監督の退任も決定している。

 三笘は第2節(vsウォルバーハンプトン戦/4-1)で今季初得点、第6節(vsボーンマス戦/3-1)では2ゴールと躍動。ただ第19節トッテナム戦(4-2)以降3試合を足首の負傷で欠場すると、復帰早々の第26節エバートン戦(1-1)からは背中の負傷を抱え再び離脱。その後今季はピッチへ戻ってくることはなかった。

 ブライトンの地元紙「The Argus」は、クラブが今夏にジャパンツアーを開催する点に触れ「プレシーズンの東京遠征でブライトンとファンが期待すること」を挙げている。ブライトンは7月24日に鹿島アントラーズ、28日に東京ヴェルディと国立競技場で対戦する予定だ。

 記事では東京遠征で「すべてが計画通りに進めば、三笘薫が背中の負傷から復帰し注目の的となるだろう」と予想。「このウインガーの人気は、最近ピッチから遠ざかっていた間も衰えることはなかった。むしろ彼が不在であった時にこそ、その重要性が強調されていた」と復活を渇望する声を拾っている。

 同紙は「アルビオン(ブライトン)のシャツを着て、クラブショップで買ったお土産の詰まった袋を持った日本のファンが、現地のあちこちで目撃されている」と紹介。三笘の活躍によって、クラブが日本での知名度を上げていることを示した。

 今季後半戦は不在となった三笘だが、ウォルバーハンプトン戦の鮮烈な“4人抜き弾”はブライトンの2023-24シーズンベストゴールに選ばれている。限られた出場のなかで記憶に残るプレーを見せた三笘。日本凱旋で元気な姿を披露することができるだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部