スイスがドゥアー、アエビシェール、エンボロのゴールで勝利

 欧州選手権(EURO)の大会2日目、グループAのハンガリー代表対スイス代表の一戦が現地時間6月15日にドイツ・ケルンで行われた。前回大会ベスト8のスイスが3-1で勝利を収めた。

 キックオフ直後から試合の主導権を握ったのはスイス。最終ラインのDFマヌエル・アカンジと中盤のMFグラニト・ジャカを中心としてゲームを組み立てていくと、前半12分にMFミシェル・アエビシェールのスルーパスから、これが代表2キャップ目のFWクワドオ・ドゥアーがGKとの1対1を沈めて先制した。ドゥアーの飛び出しが初めはオフサイドと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックで得点が認められた。

 スイスは前半終了間際にアエビシェールがエリア外からミドルシュートをゴール右隅へ突き刺し、リードを広げてハーフタイムを迎えた。

 スイスの守備を前になかなか攻撃の糸口を掴めなかったハンガリーだったが、後半21分に自陣からのロングボールを起点に相手陣内深くまで攻め込むと、リバプールで日本代表MF遠藤航と同僚のキャプテンMFドミニク・ソボスライの左クロスをFWバルナバーシュ・バルガが頭で押し込み1点を返した。

 しかし、スイスはアディショナルタイムに途中出場のFWブリール・エンボロがダメ押しの3点目をゲット。そのまま3-1で試合終了のホイッスルを迎えた。2021年の前回大会で過去最高のベスト8入りを果たしたスイスが白星発進となった。次節はスイスがスコットランド、ハンガリーがドイツとそれぞれ対戦する。

FOOTBALL ZONE編集部