マウリシオ・ポチェッティーノ監督が現地時間21日、チェルシー指揮官の任を解かれた。プレミアリーグ終盤にチームを5連勝に導き、最終順位を6位に着地させた同氏に対して、マンチェスター・ユナイテッドが次期監督候補として交渉の場を設ける可能性があるようだ。英紙『ザ・サン』が21日に報じている。

　現地メディア『football.london』は「（チェルシーが）今季6位で終えたことは称賛に値する」と述べ、今回の解任劇について「オーナーが何を望んでいるのか分からない」と批判した。チェルシーが昨シーズンを12位で終えたことを考えると、移籍金に巨額を投じたとはいえ今季は確かに好転しているように見える。

『ザ・サン』によると、ポチェッティーノ氏は2022-23シーズンの初めにも、ユナイテッドの現指揮官エリック・テン・ハフと並んで監督候補に挙がっていたようだ。同紙は「テン・ハフのユナイテッドに対する造詣の深さと、事態を好転させる彼のアイデアに心を動かされた」と当時のクラブの判断を伝えている。

　その上で、『ザ・サン』はユナイテッドのテン・ハフ監督について「万が一FAカップを制覇したとしても退団するかもしれない」と報じている。今季のユナイテッドはプレミア発足以来最悪の順位である8位に沈み、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）もグループステージで敗退した。タイトル獲得の可能性としてチームに残されているのは、25日に行われるマンチェスター・シティとのFAカップ決勝戦のみである。

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