アーセナルは今季最後まで優勝争いを演じながら、マンチェスター・シティに首位の座を譲り、惜しくも2位でプレミアリーグ制覇を逃している。英メディア『ジャスト・アーセナル』が、そのアーセナルの選手の中から日本代表DF冨安健洋を選出し、特に称賛に値すると絶賛した。

 冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルへ移り、加入初年度から多くの試合に出場し、両サイドバックやセンターバックのポジションでプレーできる万能型であることから重宝されている。ふくらはぎの負傷で長期離脱する時期もあったが、今季は公式戦30試合に出場し2得点3アシストを記録。シーズン終盤のプレミアリーグでは4試合連続でフル出場を果たし、最終節のエバートン戦ではゴールを決めていた。

 同メディアは、2023/24シーズンのアーセナルの出来を総括し「アストン・ヴィラ戦での敗戦を除けば、アーセナルは4月からシーズン終了まで完璧な成績を残した」と評価。冨安については「この素晴らしい記録にはアーセナルの選手全員が貢献したが、あまり広く知られていない英雄である冨安は左サイドバックで素晴らしいパフォーマンスを見せ、特に称賛に値する。今シーズン、左サイドバックは少し心配だったが、プレミアリーグの試合で本当に重要な場面で、この日本代表選手はステップアップし、守備面でも攻撃面でも左サイドで大きなインパクトを残した」との評価を下している。

 今夏に左サイドバックの補強が噂されているが、同メディアは「冨安が今のパフォーマンスを維持すれば、来シーズンのアーセナルにとって間違いなく貴重な戦力となるだろう」とし、「左サイドバックに関しては、冨安にチャンスを与えてみてはどうだろうか?どうなるか誰にも分からないが、彼は右サイドバックのベン・ホワイトのように、そのポジションを自分のものにするかもしれない」と伝えている。

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