マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、来シーズン限りで退団する可能性が浮上していることがわかった。イギリスメディア『デイリー・メール』が、現地時間26日に報じた。来季で9シーズン目を迎えるグアルディオラ監督の去就が不透明となっている。

 53歳のグアルディオラ監督は、今シーズンは前人未踏の4連覇を達成し、就任してからこれまでの8年間で6度のプレミアリーグ優勝を成し遂げた。昨季は、念願のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)も制覇し、シティの黄金期を築き上げている。契約は、2025年夏までとなっており、クラブは契約延長を強く望んでいるものの、契約満了を迎える来季の夏に退団する可能性が浮上しているという。

 同メディアは、「シティは、グアルディオラに対して、最終的な決断を下す時間を与えるだろう。しかし、クラブの幹部は、グアルディオラの9年目が、終わりを意味するのではないかと懸念している。正式な退団の意思表示はないと強調しているが、複数の情報筋によると、クラブはここ数か月、グアルディオラの退任の可能性について公然と話し合ってきた」と伝えた。

 すでに、後任監督には、今シーズンのラ・リーガで3位と大躍進を遂げたジローナのミチェル(ミゲル・アンヘル・サンチェス・ムニョス)監督が、有力候補として挙がっているようだ。他にも、ドイツ代表監督を務めるユリアン・ナーゲルスマンやブンデスリーガで無敗優勝を果たしたレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督、グアルディオラ監督が高く評価しているブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督も後任候補としてリストアップしていると報じられている。来季は欧州CL奪還を目指したいシティだが、今後は指揮官の進退を巡る報道が過熱することになるかもしれない。

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