トッテナムは今季勝点66の5位でシーズンを終えた。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて、優秀なアタッカーの獲得にすでに動いているようだ。英メディア『TEAM TALK』は、トッテナムがFCシャフタール・ドネツクに所属する弱冠21歳のヘオルヒー・スダコフ獲得に向けて動いていると現地時間26日に報じた。

 まず同メディアは、「ポステコグルー監督はもう1人のCB、少なくとも1人のMF、そしてストライカーの獲得を望んでいる」と前置きした上で、「MFの獲得候補としては、ノッティンガム・フォレストのモーガン・ギブス=ホワイトの名前が挙がっているが、スダコフが依然として最有力候補だ」と述べていた。

 スダコフは現在21歳のMFで、今季リーグ戦23試合に出場し6ゴール2アシストの記録を残している。データサイト『FBREF』によると、5大リーグの同ポジションの選手と比較しても非ペナルティのゴール期待値で上位14%、プログレッシブキャリーで上位20%、シュートを生み出すアクションでも上位23%にランクインしており、ゲームを組み立てる能力に長けた選手だ。

 プレースタイルからマンチェスター・シティに所属するフィル・フォーデンに似ているとも同メディアは報じており、中盤に優秀なアタッカーを求めているトッテナムがNEXTフォーデンになりうる同選手を獲得する可能性はあるだろう。記事では、「試合の流れを変えるほどの成績を誇る選手であり、トッテナムは移籍金6000万ポンド(96億円)での獲得に向け交渉はすでに進行中である」と記事では伝えていた。

 仮に同選手を獲得した場合、現在パペ・マタル・サーとロドリゴ・ベンタンクールが起用されている8番のポジションとして起用される可能性が高く、同メディアは「トッテナム中盤のポジションをめぐる競争が激化するだろう」と指摘している。

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