いつの世も嫁姑問題は難しい!? 筆者の知人Aさんは息子が結婚し“嫁”を迎えることになりました。自分が嫁姑問題で苦労した分、お嫁さんに優しくしようと心がけるAさんでしたが……。何でも頼ってくれる嫁に利用されてるのでは? と感じることもあるそうです。Aさんから聞いた令和に起きた嫁姑問題をご覧ください。

お嫁さんには優しくしよう!

Aさんは昨年息子が結婚し、姑になりました。自分が厳しい姑にいびられて苦労した経験のあるAさんは、「自分は絶対お嫁さんには優しくしよう!」と胸に決めており、実際にお嫁さんのYさんには優しく接しています。

「何でも頼ってね」

Aさんは常にYさんに優しい声をかけ、Yさんも最初こそ遠慮していたものの、だんだんとAさんを頼るようになってくれたのです。

孫ができ、ますますサポートするAさん

結婚後すぐに息子夫婦は子宝に恵まれました。

AさんはYさんに「つわりで辛くて〜」と言われればご飯を作って掃除をしに行き、「私、初めてだからわからなくて〜」と言われれば病院に付き添い手続きをやってあげます。

初孫を迎えることにテンションが上がっていたAさん。何でもやってあげたい気持ちでいっぱいで、このときはYさんのサポートに何の疑問も持っていませんでした。

あれ? 私利用されてる??

子どもが生まれると、ますますYさんはAさんを頼るようになりました。自分も子育てには苦労した経験があるから、できる限りのサポートはしてあげたかったAさん。しかし、あるときYさんに利用されていると感じてしまいました。

「私バカだからやってください〜」

そう言って孫の世話を、おむつ替えからミルクまで任せようとするYさん。孫と接するのは嬉しいのですが、そうやって自分でやろうとしないYさんの姿勢に疑問を覚えてしまったのです。

「もしかして私って頼られてるんじゃなくて、いいように利用されてる?」

甘え上手と利用は紙一重

相変わらず甘え上手なYさんは何でもAさんを頼ってきます。Aさんは利用されてるのかも? と思いつつも、利用できるうちは利用してもらおうと腹をくくりました。

ただしこのままYさんの甘えがエスカレートしていくと、Aさんが疲れ切ってしまうのは目に見えています。だからAさんは、できないときはできないとはっきり言うと決め、これまで通りYさんと関わっていくそうです。

血の繋がらない嫁姑の関係は難しいものですが、互いを思いやりながらいい関係性を築いていきたいものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶