配達員の仕事は、時にひどいクレームに見舞われることがあるそうです……。今回は、配達員として働いていた筆者の友人から「本人限定受取郵便」に関するクレーマーのエピソードを聞いてきました。

母親が娘に成りすます!?

受取りに出てきたのは、あきらかにアラフィフの女性でした。その女性は、身分証明書として保険証を提示してきたのですが、確認すると平成11年生まれと記載されていたのです。おそらく娘さんのものを持ってきたのでしょう。
そこで「失礼ですが、ご本人ではないですよね?」と声をかけると、「 あたしが23歳に見えないってこと?」と逆ギレ!!

最終的には「そうよ、娘の保険証よ!」と開き直りだしたのです……。
「本人限定受取郵便なので本人以外には渡せません」と断るも、アレコレしつこく迫ってきて諦めてくれません。

しかし、本人以外に渡すと法律に違反になってしまうことを説明すると、「法律」という言葉に反応し、やっと引き下がってくれました……。

家族とはいえ、個人の裁量で「本人限定受取郵便」を本人以外の人に渡すことはできないので、無茶な要望は困りますよね……。配達員さんに迷惑をかけないように、アレコレしつこく迫るのは避けたいものですね。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの