ドジャースが“補強”すべき選手を米メディアが紹介

 大谷翔平、山本由伸両投手らが所属するドジャースのさらなる“補強”が注目されている。米メディア「ドジャース・ネーション」のリカルド・サンドバル記者は「オールスター外野手をLAに連れてくることを考えなければいけない」と言及している。

 記事では、ベッツ、大谷、フリーマンの「上位打線だけではチームはやっていけない。外野陣など、その他の選手も立ち上がらないといけない」と指摘している。同記者は「ドジャースの外野手は最悪だ。DHの(テオスカー)ヘルナンデスを含めても、全員合わせて打率.201。彼(ヘルナンデス)だけがドジャースの明るい材料だ。外野陣は壊滅的なシーズンのスタートを切った。だから、フロントはトレードで(外野陣を)改善する必要があるかもしれない」と厳しい声を上げている。

 さらに「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者は、パイレーツのコナー・ジョー外野手やレイズのオールスター選手であるランディ・アロサレーナを候補として挙げている。ただ、アロサレーナは過去に成功を収めているものの、今季は理想的な成績とは言えない。今季はここまで打率.156、8本塁打、18打点、OPS.566と不振に苦しんでいる。

 ただ、同記者は「アロサレーナは何度も大舞台で活躍できると証明してきた。それだけでも、ドジャースにとって魅力的に感じるだろう。また、彼はまだ29歳なので、景色を変えることは彼の助けになるかもしれない」と展望を語っている。

 また、「ドジャース・ネーション」のケビン・スニッカー記者は「マーリンズは売り手へ」と報じている。現在19勝35敗の勝率.352と苦しむチームだけに、戦力入れ替えの可能性は十分にありそうだ。さらに、ダグ・マッケイン記者は「ドジャースの下位打線を押し上げてくれそうな獲得リスト」を作成。「ブライアン・デラクルーズはドジャースがトレード期限で獲得する選手の1人になるかもしれない」としている。

 デラクルーズは今季54試合に出場して打率.262、9本塁打、25打点、OPS.746の成績を残している。同記者は「27歳(デラクルーズ)は失望させられたチームの中で、明るい材料だ。(代償は)安くはないが、チームは数年間保有することができるので、年俸を抑えられる」と言及。外野手獲得で下位打線を強化すれば、ドジャースが課題としている「2つの穴」を一気に解決することができる。(Full-Count編集部)