中日・田中幹也は美技を連発…二塁の守備指標でも12球団2位の数値

■中日 5ー0 ヤクルト(26日・バンテリンドーム)

 中日の2年目・田中幹也内野手が26日のヤクルト戦(バンテリンドーム)で華麗な守備を披露した。一、二塁間のゴロを捕ると、1回転してバックステップを踏みながら一塁に送球し、アウトに。抜群の身のこなしで連日のように好守を見せる23歳に、「ファインプレー製造機」「守備力の塊!」「毎日スーパープレー」とファンは驚いている。

 4点リードの4回に西川が放ったゴロ。田中は捕球すると、クルリと1回転して一塁に送球した。軽やかな身のこなしと正確な送球でアウトに。試合を配信した「DAZN」は公式X(旧ツイッター)に「今日も魅せます 一回転してストライク送球」と綴り、動画を投稿している。

 東海大菅生、亜大を経て2022年ドラフト6位で入団した23歳。昨年は右肩脱臼の影響で1軍機会はなかったが、今季は47試合中、43試合に出場。打率.241をマークしている。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」は4.0で、巨人・吉川に次ぐ2番目の数値を残している。

 身長166センチの小兵選手が連日のように見せる美守にファンも熱狂。「GG取ろう。絶対取れる」「ほぼヒットのコースなのに」「今日も神」「身のこなしが素晴らしい」「上手すぎる」「まーたやってるよ」「送球センスえぐい」とSNSにはコメントが並んでいる。28日に始まる交流戦ではどんなプレーを見せてくれるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。