ロッテ・鈴木昭汰が無死満塁で無失点リリーフ…今季は19登板で防御率0.00

■ロッテ 7ー1 ソフトバンク(26日・ZOZOマリン)

 ロッテの4年目左腕・鈴木昭汰投手が26日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で“神リリーフ”を見せた。無死満塁で登板し、無失点で切り抜けて勝利に貢献。今季19登板で依然、防御率は0.00。ファンは「何があって急成長したのか」「ついに覚醒した」と声をあげている。

 鈴木は2点リードの7回無死満塁でマウンドに。中村晃を投ゴロ併殺打、三森を遊ゴロに抑えて無失点で切り抜けた。絶体絶命のピンチをしのいだチームは7-1で快勝。首位を走るソフトバンクに同一カード3連勝を収めた。

 常総学院高、法大を経て2020年ドラフト1位で入団した鈴木は、昨年までの3年間で42登板、2勝7敗1ホールド、防御率4.25。しかし、今年の投球はすさまじい。19登板で17回1/3を投げて防御率0.00(失点は1)。3セーブ、8ホールドをマークしている。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、直球による失点増減の合計「wFA」は昨年までマイナス数値だったが、今季は3.8に改善されている。

 25歳の進化にファンも注目。「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeに映像を投稿すると、「ダントツに輝いてる」「防御率0.00継続アッパレ」「ほんとに神」「今の活躍には驚かされる」「今年の鈴木昭太はガチ」「今年はマジで頼りになる!」「去年までと別人だ」とコメントが寄せられた。ロッテのブルペンに欠かせぬ存在になった左腕。今後の更なる活躍が期待される。(Full-Count編集部)