8日、北海道むかわ町の男性職員が、兼務する防犯灯管理委員会で、不適切な会計処理をしたとして、停職1か月の懲戒処分となりました。

むかわ町によりますと、町民生活課で防犯灯管理委員会の会計係を兼務していた男性職員は、2022年から2023年の2年間に委員会の口座から計13回にわたり、現金あわせて175万円を不正に引き出していました。

不正は、ことし3月に、他の職員が通帳を確認して発覚しました。

男性職員は、口座から現金を引き出す際に、必要な手続きや上司の許可をとっていませんでした。

引き出した現金は、役場内の手提げ金庫や机の中に保管されていて、私的利用は確認されず、使わなかった現金は、年度末に全て口座に戻されていました。

男性職員は、委員会内の調べに対し、「来るべき支払いに備えて現金化していた」と、話しているということです。

むかわ町は、男性職員を、8日付で停職1か月の懲戒処分にしましたが、男性職員は同日付で依願退職したということです。

また、男性職員を管理する立場にあった職員4人に対しても、訓告や厳重注意などの懲戒処分を発表しました。