女優の新垣結衣が9日、都内で主演映画「違国日記」(瀬田なつき監督、6月7日公開)の完成披露上映会に共演の早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚らと出席した。

 ヤマシタトモコ氏による同名小説が原作。折り合いの悪かった姉が急死し、その娘・朝(早瀬)を勢いで引き取ることになる小説家・槙生(新垣)の物語。

 新垣は、ぱっつん前髪姿で登壇。本作について「原作も大好きでして、すごく思い入れのある作品。どうにか魅力を落とし込みたいと思ってクランクアップの瞬間まで悩みました」と撮影を振り返った。

 オーディションで抜てきされた新星・早瀬は「初めてお客さんの前での舞台あいさつに立つので、ちょっと前まで結衣さんにずっとすがりついてました。こんなに観て下さる方がいるんだって感動してます」と初々しくあいさつした。

 印象深いシーンについて、早瀬は「みんなで餃子を作るシーンも楽しくて大好きですし、(母を亡くした)お葬式の大事なシーン。決めきれないくらいすてきなシーンがたくさんあります」とアピール。新垣は「(早瀬演じる)朝ほんっとうにいいです。すごく素敵で大好きなシーンです」と絶賛した。

 タイトルにちなみ、“行ってみたい世界”を聞かれ、新垣は「空をみるのが好き。青空もくもり空も星空も。宇宙行ってみたいけど、実際目の当たりにしたら自分がちっぽけに思えて怖くてドキドキしちゃうだろうな…。でもみてみたいなあ」と明かしていた。