◆米大リーグ ドジャース8―2マーリンズ(7日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、本拠地・マーリンズ戦に先発し、メジャー移籍後8試合目の登板で最長となる8回を投げて、5安打2失点、5奪三振で本拠地初勝利となる4勝目(1敗)をつかんだ。大谷翔平投手(29)は「2番・指名打者」でフル出場も2四球を選んだが2打数無安打。チームは今季2度目の6連勝となった。

 山本は初回先頭のチザムに初球を右翼席に運ばれ、プレーボール弾で先取点を献上。3試合、16イニングぶりの失点を喫したが、打線が爆発して初回にマンシーが逆転満塁本塁打を放つなど3回までに8点を奪った。援護をもらった山本はリズムに乗って、アウトを重ね、2回以降の失点は6回に浴びたデラクルスのソロによる1点のみ。プレーボールから19球連続ストライクをマークするなど、ストライク率75%と安定した投球だった。

 山本は「ストライク先行のピッチングで相手もすごく積極的に来ていたので、うまく打ち取れたのがよかったかなと思います。先頭にホームランを打たれたけどそこからしっかり落ち着いて、いいフォームで投球出来たかなと思います」とうなずき、「少ない球数で長く投げられるのは一番理想的だと思っているので、こういったピッチングがチームに勝利以上にいい影響が出るならうれしいなと思います」と手応えを口にしていた。