エンゼルスが9日(日本時間10日)、ルイス・ギヨーメ内野手(29)とニコ・グッドラム内野手(32)を獲得したことを発表した。

 ブレーブスからトレードで獲得したギヨーメは二塁、三塁、遊撃を守る内野のユーティリティーで、メッツ時代の2022年には102試合にも出場して打率2割7分3厘を残した経験もある。レイズからウェーバーで獲得したグッドラムは投手と捕手を除く内外野を守る便利屋。タイガース時代の18年には16本塁打を放った打撃力も持ち味だ。

 大谷が退団した今季のエンゼルスは、レンドン、サノ、ステファニック、ドゥルーリーと内野手に故障者が続出。外野手でもトラウトが離脱し、今季加入したヒックスはすでに事実上の戦力外通告を宣告するなど、厳しい台所事情になっている。

 故障者が続出した昨季中盤もエスコバー、ジオリト、ロペス、ムスタカスらを緊急補強したがチーム状況は上向くどころか急失速してプレーオフ進出を逃した。今季はここまで14勝23敗の借金9。トラウト、レンドンという中心打者2人が長期離脱になり、苦肉の策で5月ながら早くも緊急補強に着手している。