パドレス・ダルビッシュ有投手(37)と、カブス・今永昇太投手(30)が、ともに18日(日本時間19日)に大記録へ向けて先発することが決まった。

 ダルビッシュが狙うのは日米通算200勝の大台。開幕から5登板連続で白星がなく、首の張りで4月15日から15日間の負傷者リスト(IL)に復帰すると、同30日の本拠地・レッズ戦から3登板連続で白星を挙げ、調子を上げた。日米通算199勝目となった前回登板の12日(同13日)の本拠地・ドジャース戦では7回2安打無失点。節目の日米通算200勝へは「考え過ぎると勝てなかったり苦しくなると思うので、それはなるべく忘れて。今日のことを反省して、もっと良くなれるように頑張ります」と気を引き締め直していた。18日は敵地・ブレーブス戦での先発になる。

 今永は、日本人では2002年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース)に次ぐ日本人では最長タイとなるデビューからの無傷6連勝がかかる。DeNAからカブス入りした左腕は、ここまで8登板で5勝無敗と黒星がなく、防御率0・96はMLB全体で唯一の0点台で、堂々のトップ。直近2登板で白星はついていないが、前回登板の13日(同14日)の敵地・ブレーブス戦では、強力打線相手に5回で7安打を浴びながら無失点で抑える粘投を見せた。試合後には5回98球で降板となったことを猛省し「みんなは『ナイスピッチング』と言ってくれましたけど、自分としては、もう1回、いや2回投げなければいけないと思います」と話していた。18日は本拠地・パイレーツ戦にメジャーでは2度目となる中4日で先発する。

 ダルビッシュ、今永がともに勝利投手になれば、日本人メジャーリーガーにとって歴史的な1日になりそうだ。