◆米大リーグ レッズ―ドジャース(26日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャースの大谷翔平投手が26日(日本時間27日)、敵地でのレッズ戦に「2番・DH」で出場。2打席に立って2つの内野ゴロに倒れる2打数無安打。試合は5回終了時に悪天候予報に伴い中断となった。

 左太もも裏の打撲を抱えた状態でプレーを続けている大谷。試合前にメディアに対応したロバーツ監督は、休養を考えたかとの質問に対し「ノー。全然考えなかった。昨日言った通り、2日前より昨日は良くなっていた。彼は、90%くらい回復していると感じており、回復に向かっているようだ。私は、彼がやり過ぎず、気を利かしたプレーをすることに自信を持っている。彼のラインナップにおける存在価値が、全て」と、語った。

 前日の試合では、スピードを自制しつつ三塁打を放ったことについて、「感心させられた。二塁で止まれと願っていたので。スピードを上げず、三塁に悠々と到達した」。指揮官は内心、トリプルを望んでいなかったことを明かした。

 大谷は、現在もマッサージや鍼治療などのトリートメントを受け、回復に努めている。

 一塁への送球を患部に受けた16日(日本時間17日)の本拠地でのレッズ戦以後、ここまでの打撃成績は、9試合で34打数7安打。打率・189。顕著に成績は落ちている。ロバーツ監督は打撲が打撃に影響を及ぼしていると思うかと問われると「そこは、分からない。ただ、確かにここ数日、空振りしたり、普段よりボール球を打ちにいったりしている。それが、(負傷した太ももが)原因かどうかは分からないし、私にはその問いに対する答えはない。確かに、(最近の打率は)大谷にとっては、”お寒い”(コールド)ね」と、ロバーツ監督も最近の現象には”らしくない”兆候をみているようだ。