『妊活』を夫婦で乗り越えるために、さまざまなお悩みの声に専門家がアンサー。寄り添うヒントを探ります。

【お悩み1】
Q 結婚後、妊活に取り組んでいるけど、なかなか授かることができません。(Y・Kさん・34歳)

不妊は、男性側に原因があるケースも現代は約半数近い割合であるということを相互に理解し、「一緒にチェックを受けてみよう」と、夫婦で寄り添い合うことが大切です。

【お悩み2】
Q 二人目不妊です……。(E・Tさん・35歳)

自然妊娠で一人目を授かっていたとしても、年齢も環境も当時の状況と同じと考えずに、二人で生活習慣を見直すなどの意識を高めて。

【お悩み3】
Q 彼が妊活に取り組んでくれません。(A・Wさん・33歳)

夫婦仲がよくても、男性は妊活を自分ごとと受け止める人が少ないのも事実。正しい知識とともに「一緒に考えよう」という姿勢で夫婦で歩み寄ることが大切。優先すべきことを二人で具体的に決めることも、妊活を成功させる秘訣です。

【お悩み4】
Q 妊活中、夫婦でぶつかることも多いです……。(I・Hさん・35歳)

仕事も忙しい年代で会社環境が整っていないケースもたくさん。また、不妊治療の場合は、お金もかかり負担が増えます。現在は保険適用となりましたが、まだまだ課題が多いのが現実。だからこそ、夫婦で話し合いながら計画的な妊活プランを具体的に立てていくことが重要です。


〈教えてくれたのは〉
順天堂大学医学部附属浦安病院
泌尿器科 辻村 晃先生

順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授。生殖医学、性機能障害の治療に注力し、講演なども行う。著書に『名医が教える 男性妊活の最強辞典』(扶桑社)など。