イオンリテールは2022年に閉店した大阪狭山市の「イオン金剛店」跡地に、「そよら金剛」をオープンすると発表した。「そよら」は同社が小商圏の新フォーマットとして展開する都市型ショッピングセンターで、大阪府内では5店舗目となる。

 同施設は1977年3月25日に「ダイエー金剛店」として誕生し、2016年3月に「イオン金剛店」へと屋号を変更。その後2022年11月30日に一時休業、6月28日に「そよら金剛」としてオープンする。

 同社は「通う」「集う」「つながる」をキーワードに、日常生活で一番便利な生活拠点「みんなのまちなかホーム」として、あらゆる世代が快適に過ごせる身近な施設を目指すとしている。

●核店舗「イオンスタイル金剛」概要

 核店舗「イオンスタイル金剛」は駅近、幅広い世代が暮らす通勤・通学の利便性が高いエリアであることから、テーマを「EVERY DAY」と「便利(時短)」の2つに設定。食品、日用品、化粧品、医薬品など購入頻度の高い商品や地元にこだわった食品を取りそろえる。

 生鮮食品売り場では、地域の生産者が育てた地場野菜を販売。岸和田漁港や全国各地で水揚げされた旬の魚を対面販売するほか、精肉売場では品質にこだわった肉類を幅広く販売する。

 大阪のソウルフード“粉もん”の「お好み焼き」「いか焼き」や富田林名産の海老芋を使用したコロッケ、地元野菜のなすの天ぷら、泉州産の新玉ねぎの焼き浸しなど旬の食材を使用した総菜を提供する。

●専門店は15店舗

 近年需要が増している冷凍食品については、日常使いからごちそうメニュー、スイーツなど提案型冷凍食品売場を展開。もなかやどら焼きなどの和菓子、日本酒やビールなどの酒類といった、地元こだわりの食も取りそろえる。

 専門店は、カフェの「スターバックス」、メガネの「JINS」、100円ショップの「DAISO」、理容の「QBハウス」、レストランの「サイゼリヤ」「バーガーキング」など15店が並ぶ。