新体操のパリ五輪大陸別予選を兼ねたアジア選手権で五輪枠を逃した団体、個人の日本勢が7日、成田空港着の便で帰国し、団体主将の鈴木歩佳(ミキハウス)は「キャプテンとして、五輪枠を獲得できず本当に申し訳ない」と涙ながらに語った。1984年ロサンゼルス五輪から実施されている新体操で、日本が出場できないのは初めて。

 団体総合で日本はウズベキスタンに及ばず2位だった。村田由香里強化本部長は、五輪枠を獲得したウズベキスタンの得点が想定より高かったとして「(日本は)負けていないと思っている」と述べた。その一方で、「(五輪に)出られないことは本当に重く受け止めている」と自身の責任にも言及した。