名古屋市の私立椙山女学園大付属小でいじめを訴える内容の女児の日記に、担任教諭が「花丸」を付けて返却した問題で、学校側が適切な対応を怠り精神的苦痛を受けて不登校になったとして、女児(11)と40代の父親が9日までに、学校の運営法人といじめたとされる児童の両親らに計660万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。4月22日付。

 訴状によると、現在6年の女児は2022年10月ごろから、持ち物に「しね」などと書かれ、全身をたたかれたり蹴られたりした。学校側は事実確認をしていなかった。

 花丸を付けた行為については「訴えをきちんと受け止めることを怠った」と非難した。