最近のデバイスは長持ちするので、かつては1年おきにスマホをアップグレードしなければならなかったなんて、もはや過去の話。

かなり前に発売されたiPhoneでも、バッテリー以外は問題なく使用できているかもしれません。

幸い、バッテリー交換は新しいiPhoneを購入するよりずっと安く済みます。しかし、バッテリーの交換に踏み切る前に、知っておくべきことがいくつかあります。

1. iPhoneの保証期間を確認する

まず、iPhoneの保証期間内であれば、修理費用は0円です。保証期間外の場合、バッテリー交換の費用は次のとおり。

  • Face IDを搭載したiPhone:最安1万4500円〜
  • ホームボタンがあるiPhone:最安1万1200円〜

こちらから、自分の機種の修理費用を調べることができます。

バッテリー交換はAppleが提供する修理のなかではもっとも安い修理の1つであり、iPhoneのスピードとパフォーマンスを劇的に向上させることが可能です(ただし、バッテリーが古いせいでiOSの動作が遅くなっている場合)。

2. 「Apple認定」の修理店に持ち込む

iPhoneを修理に出すといえば、かつての有力な選択肢はGenius Barでした

しかし、サードパーティの店が多数ある現在では、必ずしもApple Storeが第一候補になりません。そして、Appleのほうでも顧客が認定修理店に予約を入れるように促しています。

iPhoneのバッテリーを交換したいだけなら、誰が交換するかは大した問題ではありません。とは言え、やはり注意したほうが良いことはあります。

3.「必要な部品が揃っているか」事前チェックする

完璧とは言えないものの、Appleの修理体制は整っています。製品修理の予約をすると、その店に必要な部品があるかどうかがわかるからです。もし部品がなければ、注文して修理ができるように手配してくれます。

しかし、どの店でも同様とは限りません。私の友人に、近所にあるApple公認の修理店を通じて、iPhone 8のバッテリー交換をセットアップした人がいます。

予約の時間に修理店に行くと、「部品が揃っていないので修理はできない」と言ってきたのだそう。残念すぎます。修理店にお客がデバイスの修理の予約を入れたら、あらかじめ必要な部品が店にあるか確認してくれると思うのは当然でしょう。

しかし、店がそうしてくれる保証はないので、念のためにこちらから電話して必要な部品が揃っているか確認したほうが確実です。

数世代前のiPhoneのバッテリーが修理店にない可能性はかなり高いと思いますが、運が良ければ予約した日が来る前に店が部品を取り寄せておいてくれるでしょう。しかし、時間を無駄にしないためにも、事前に電話で確認しておくのがおすすめです。

4.「修理できない」と言われても鵜呑みにしない

Appleの認定を受けた修理店では、Appleの管理のもと、修理技術者から「冷たい扱い」を受けるかもしれません。

たとえば、あるRedditorは「Appleがバッテリーを87%まで充電できるiPhoneの修理を許可しないだろう」と理由でバッテリー交換を拒否されました。

Appleは、バッテリーの充電可能量が80%になるまで(または1100回の充電サイクルに達するまで)バッテリーの交換を待つ傾向がありますが、これは保証期間内の修理にのみ適用されます。

このiPhoneは保証期間外だったので、Redditorは希望すればバッテリーを交換することができたはず。この投稿を信じるなら、この修理店は修理を誤って拒否したことで、Appleからの認証を外されてしまうかもしれません。

自分のiPhoneが保証期間外であることがわかっているなら、バッテリーを交換してもらう権利があります。

5. Appleに郵送して修理を依頼する

サードパーティの店や対面式の店を利用したくない場合は、Appleに郵送修理を申し込むことができます。

Appleのサイトで修理を申し込む際に、このオプションを選択します。

この方法の最大の欠点は、当然のことながら、長期間にわたってiPhoneを手放さなければならないことです。ですから、この方法は、バックアップのスマホがある場合に限っておすすめします。

6. 自分で交換する

お金を払ってバッテリーを交換してもらう以外にも方法はあります。それは、自分でiPhoneを開けてバッテリーを交換すること。

Apple製品の修理で私がよく利用するのは、iFixitです。iFixitは、あらゆる種類のデバイスを修理するためのガイドを作成しており、修理に必要なものがすべて揃ったキットも販売しています。

正直なところ、ハードウェアを自分で修理した経験がない人には、iPhoneのバッテリー交換は簡単ではありません。バッテリーの取り扱いは危険をともなう作業なので、指示に正確に従うことが大切です。万が一、交換中にバッテリーが爆発したら一大事ですから。

しかし、自分でバッテリーを交換することも不可能ではありません。説明書には、動画や詳しい説明文が掲載されていることが多いので、それらをよく読めば、自分でiPhoneのバッテリーを交換できます。

すべてを自分で行なうので、圧倒的に安く済みます。たとえば、8 Plusのバッテリーを交換するなら、iFixitの修理キットは29.99ドル(約4700円)で購入できるので、Appleに依頼するよりも安くなります。

ただし、自分でバッテリーを交換する際は、くれぐれも慎重に行ないましょう。

──2022年2月15日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

無駄です! iPhoneが暗いと感じたら、オフにすべき「あの機能」【今日のワークハック】 | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2404-why-you-should-turn-off-auto-brightness-on-your-phone-1/

iPhoneで「自分の電話番号」を調べる方法、たった2タップ | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2405_gizmodo_how-to-know-your-own-phone-number-on-iphone-1/

Apple Podcastに「文字起こし」新機能!語学学習にも活用できそう | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2403-apple-podcasts-launches-transcripts/

訳: 春野ユリ

Source: iFix, Reddit, Apple(1, 2)