20代で肌の劣化に悩み、10年をかけて美のカリスマへと生まれ変わったMEGUMIさん。1000にもなる美容法を試して辿りついた「美の秘訣」は、いつからでも、誰でもできるシンプルなものばかり。落ち込んだり不安になったりしたとき、MEGUMIさんはどのように向き合っているのでしょうか。前向きで過ごすためのアドバイスをお聞きしました。

お話を伺ったのは……MEGUMIさん

MEGUMIさん
profile
1981年9月25日生まれ、岡山県出身。雑誌やテレビ番組のほか、多くのドラマ・映画に出演し、経営者・プロデューサーの顔も持つ。美容好きが高じてデビュー時より試した美容法は1000以上。初の著書『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)は大きな話題となり、新刊『心に効く美容』(講談社)も好評発売中。

Q1. 自己肯定感が低く、自分に自信が持てません……

A1. キレイな肌は幸せへの近道

「女性が最も幸福を感じるときは、実は『美肌になったとき』なのだそう。つまり、肌をキレイにすることが幸せへの近道なのです。『今日もシートマスク貼った!』という小さなことでも、まずは自分を認めてあげること。そしてその積み重ねで肌が美しくなっていけば、もっと自信を持つことができます。美容はいつからでも誰でもできるもの。続けることでおのずと自己肯定感が高まっていくはずです」

Q2. 落ち込んでどん底のとき、どうしていいのかわかりません

A2. まずは体を温めると、心もほぐれます

「気分が落ちているときは心も体も硬くなり、免疫力も下がります。そういうときは病気になりやすいので要注意。重い腰をあげてマッサージに行く、お風呂で温まる、自分で作った味噌汁を飲むなどして、まずは体を温めてほしいですね。そうすることで心も緩み、いろいろな感情が出てきます。たとえ負の感情が生まれても、そんな自分を受け止め肯定することで新しい自分に気づくことも。そうして初めて他者にも寄り添えるようになってくるから、どん底も悪くないなって思います」

Q3. 新しい人と知り合うのが苦手です

A3. お誘いから思いもよらない出会いがあるかも

「いつも同じ人と同じような会話をしていると、しまいには人のうわさ話でうんざりすることも。いかにも合わなさそうな人と会うのは避けるべきですが、ふと誘われる食事などに行ってみると、思いもよらない素晴らしい出会いが隠れているものです。性別や年代が違っても、意外と話が合って、盛り上がることも。そんなときはとても嬉しく、グッとくるものがあります。ランチでも朝のお茶でも、新しい風を吹き込んでくれる人に思い切って会いに行ってみては?」

Q4. SNSの何気ない言葉で落ち込みます。MEGUMIさんはどうしていますか?

A4. 知らない人の言葉に一喜一憂する必要はない

「『えー!』と思う日も、『お前誰だよ』って思う日もあります(笑)。スマホを使っていれば自然と目に入ってしまうし、言葉のビジュアルは強いので、気にしないということは無理。ただその人のSNSを覗いてみると、あまり幸せそうに見えないことのほうが多いです。知らない人の言葉に一喜一憂しないで、もやっとする正体を明かしていくと、だいぶラクになりますよ

Q5. 時間がない!多忙で心が折れそうなときは?

A5. 細かくスケジューリングするのがおすすめ

「子育てと同時にブランドを立ち上げて、たくさんのタスクが重なったときに始めたのが『スケジューリング』。やらなくちゃいけないことは多いけど、遊びたいし、寝たい。ならばすべてを細かくスケジューリングしてみようと。『ここで洗濯』『ここはジムに行く時間』など、休憩時間でさえもとにかく組んでみること。組んでないから、ぼーっとスマホを見たり、無駄なことをしてしまったり。できなくてもいいので、細かく組んでみることで意外とスムーズにこなせるものです」

Q6. やることがたまっているのに体調がすぐれないときは?

A6. 不調は体や心からの合図

「日本人はまじめだから、『自分の不摂生やわがままで体調不良になったのかも』と自分を責めてしまいがち。そんなことを思う必要はありません。不調は体や心からの、『休んで』という合図。それを放っておいて走ってしまうと、さらに悪化してしまいます。今日は不調だからと潔く割り切って、最低限やらなければいけないことだけをミニマムに押さえ、消化にいいものを食べて温かくして寝る。これに尽きます」

肌がキレイになると気持ちも前向きに

【MEGUMIさんに学ぶメンタルケア】美しさの秘訣・前向きに過ごすための6つのアドバイス
トップス¥28,600/ハイク(ボウルズ)、パンツ¥78,100/ペレック(ショールームリンクス)、シューズ¥48,400/ピッピシック(ベイジュ)、ピアス¥41,800/エネイ(エネイ松屋銀座)

——美肌を手に入れて、メンタルにも変化が出たそうですね。
「美容を始めてから10年以上経っている私ですが、実は人から『何やってるの?』と聞かれるようになったのは、わりと最近。自分では変化がわかっていたものの、3年ほど前からようやく周りに気づいてもらえるようになりました。美容はおもしろいし、肌が変わると嬉しい。キレイになると同時に、ネガティブだった自分から『何かやってみようかな』と、少しずつ自信を取り戻せるように。『女優さんとしてがんばりたい』など、いろいろなことに挑戦する意欲も湧くようになりました」

——肌も気持ちも前向きになれるって素晴らしいですね!
「日本人女性の自己肯定感が世界最下位というニュースを目にしたときに、『日本の女性よ! 幸せは自分で作っていくしかない!』みたいな気持ちになって。幸せを感じるには美容ツールが一番効果的ですし、誰でもできます。高価なものを無理して買わなくても大丈夫。プチプラでもよいものがたくさんそろっています。小さな幸せかもしれませんが、『昨日より肌がキレイになった』という喜びを積み重ねることで、見た目も変わるし自分も変わる。私はそう思っています」

——お言葉、とても心強いです! アラフォーでも間に合いますか? 
「もちろん! いつからでも、誰でもやれば絶対に変わります。まずは『私なんか』という自分を断ち切るのが大事。『それでも面倒くさい』『どうせ変わらない』と言う人もいるけど、そこはもう、『がんばろうよ!』って。今は安くてよいもの、ラクなものがたくさんあるから、あとは1歩踏み出すことがいくつになっても大切。美容を続けることで人生も変わりますよ!

MEGUMIさんの新刊『心に効く美容』が発売中!

10年間、あらゆる美容法を試したMEGUMIさんがたどり着いた「心に効く美容法」と「思考法」とは? MEGUMIさんがさまざまな専門家の方に教わったことをひたすら試し、これは効いたと感じた心に効く美容法を紹介しています。読んだ人が、美肌と自己肯定感を両方手に入れて、少しでも毎日が明るくなるように。頑張っている人に寄り添い、優しく背中を押す一冊です。


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photograph:Emiko Tennichi(model), Yumi Furuya(still) styling:Kumi Saito hair & make-up:Megumi Kato model:MEGUMI text:Nahoko Morimoto
リンネル2024年5月号より
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