激動の昭和時代、日本では前人未到の女性弁護士を目指すヒロインが奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第30回(5月10日)では、寅子たちが高等試験に合格し、世間では「日本初の女性弁護士が誕生」と大々的に報じられる。

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)、明律大学女子部の先輩である久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)の3名は、努力の末についに女性として初めて司法科の高等試験に合格する。同期のよね(土居志央梨)は口述試験に落ちてしまうが、寅子のもとを訪れてある約束を交わす。

一方、廃部寸前だった女子部は合格者が3名も出たことで息を吹き返す。また、新聞では日本初の女性弁護士誕生と大々的に報じられ、大学では祝賀会が開かれることに。そして祝賀会の席で、スピーチを求められた寅子は・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。