<プロボクシング:4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京ドーム

4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が防衛(WBAスーパー、IBF初、WBC、WBO2度目)に成功した。元世界2階級制覇王者のWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)の挑戦を受け、6回TKO勝利。日本人初となる4団体統一王者としての防衛を成し遂げた。

モンスターは東京ドームで圧倒的な強さを示し、まさに記録的な勝利をおさめた。

<今回のKO勝利で井上尚弥が更新した記録>

(1)世界戦22連勝 自身の持つ日本人の世界戦連勝記録を22に更新。2番目は元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高の14連勝。世界最多は5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)の26連勝。

(2)世界戦最多20KO 自身の持つ世界戦最多KO勝利数を20に伸ばした。2位は11KOの4階級制覇王者の井岡一翔、3位は10KOの元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志。4位は9KOで具志堅と元WBC世界バンタム級王者の山中慎介が並ぶ。

(3)世界戦KO率90・9% 総試合数に対するKO勝利の割合を算出するKO率は88・8%。2位(平仲明信の81・8%)以下をはるかに引き離す。世界戦でのKO率は22勝(20KO)で90・9%に到達した。