<全日本プロレス:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール

全日本プロレスは6日の後楽園大会でチャンピオン・カーニバル(CC)Aブロック公式戦4試合をおこなった。

メインイベントで、勝ち点10で並んでいた宮原健斗(35)とデイビーボーイ・スミスJr.(38)が対戦。25分を超える文字どおりの死闘となった。

終盤、スミスJr.が大技を仕掛け、これを宮原がなんとかしのぐ展開が続いた。場内が「健斗コール」で包まれる中、スミスJr.はガッツポーズを見せてから、ついに必殺技ブルドッグ・ボムをさく裂させた。しかし宮原は寸前で返した。

そしてスミスJr.がブルドッグ・ボムを連発させようと宮原を担ぎ上げると、宮原はそのままスミスJr.の背後にクルリと回転してもぐりこんで、押さえ込み。これはカウント2で返されたが、宮原はすぐに座った状態のスミスJr.の顔面に膝を入れ、さらに立ち上がったスミスJr.にブラックアウト(高くジャンプしてたたきこむニーバット)を食らわせた。

宮原はそのままシャットダウンスープレックスホールド(背後から相手の両腕を自身の両腕でクラッチしながら投げるスープレックス)でスミスJr.から3カウントを奪取。両腕を突き上げて勝利をよろこんだ。

宮原は勝ち点を12とし、Aブロック1位で、Bブロック1位斉藤ジュンとのCC優勝決定戦(12日)にコマを進めた。

6日のCC公式戦の結果は次の通り(選手名のあとの数字は勝ち点)。

▼チャンピオン・カーニバルAブロック公式戦30分1本勝負

○綾部蓮<4> 9分37秒デスルーレット→片エビ固め ×黒潮TOKYOジャパン<6>

▼同

○サイラス<6> 7分57秒リバーススプラッシュ→エビ固め ×芦野祥太郎<6>

▼同

○大森北斗<4> 8分59秒無想一閃→片エビ固め ×青柳優馬<8>

▼同

○宮原健斗<12> 26分12秒

シャットダウンスープレックスホールド ×デイビーボーイ・スミスJr.<10>