◆ソフトバンク―楽天(22日、京セラドーム大阪)

 ソフトバンクの和田毅投手(43)が7回無失点の好投で今季2勝目の権利を手にした。7回102球を投げて3安打無失点、4奪三振無四球だった。

 6日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)以来、今季2度目の先発マウンドに上がった和田。初回に146キロを計測するなど、力強い投球で難なく三者凡退に終える。その後も味方の大量援護を受けつつテンポよく3回まで一人の走者も許さない投球を見せた。

 4回先頭の小郷にスライダーを左前へ運ばれ初安打を許すも、続く村林を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点。94球を超えた7回のマウンドにも上がり、先頭村林に中前打を許すも、1死から島内を一ゴロ併殺打とし、投げきったところでマウンドを降りた。

 この日は「白のキセキ」として球場が白く染まった。ダイエー時代の2004年にも同名のイベントで先発しており、当時は9回1安打1失点で完投。20年ぶりの登板でも快投を披露し、43歳の大ベテラン左腕が「キセキ」の再現を見せた。