ウェブメディア「マッチングアプリ大学」を運営するネクストレベル(横浜市西区)が、「好きではない人との交際」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「『嫌だったらいつでも振ってもらっていい』と言わせてしまい…」

 調査は2024年3月15日から同月20日、好きではない異性とお付き合いした経験がある18〜39歳の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計242人(男性95人・女性147人)から有効回答を得ています。

 まず、全回答者に「好きではない人と付き合うことになったきっかけ」を聞いたところ、圧倒的トップとなったのは「相手のアプローチに負けた・押された」(35.5%)でした。

 コメントでは「告白されて一度断ったが、その後また気持ちを伝えにきたから(35歳男性)」「告白を何度もされたから断れなかった(25歳女性)」「押しが強くて断ってもめげずに連絡してくるので根負けしました(29歳女性)」といった体験談が寄せられ、断ってから何度もアプローチがあると、最終的に根負けする人もいることがうかがえます。

 ここで気になるのは、好きでなかった相手とお付き合いをした結果、相手への気持ちがどのように変化したのかという点。気持ちの変化について聞いてみると、「いい人だとは思ったが、異性としては好きにはなれなかった」と回答した人が、男性は45.3%、女性は44.2%と共に最も高い割合となりました。一方で「好きになった」と回答した人も、男女ともに3割弱と一定数みられたことから、理想通りの相手でなくとも交際を通じて相手を好きになるパターンもあるようです。

「好きではない人と交際して感じたデメリット」を聞くと、男性の1位は「連絡が面倒」(37.9%)、女性の1位は「相手に対する罪悪感」(42.2%)となりました。

 男性のコメントでは「『いまなにしてる?』とかの近況報告みたいなのが面倒くさかった(29歳)」「毎日『おはよう』『おやすみ』などのLINEが来ることに嫌気が差した(25歳)」といった生々しいコメントが。

 一方、女性のコメントでは「相手に『嫌だったらいつでも振ってもらっていい』と言わせてしまうなど、相手に対して大きな罪悪感があった(33歳)」「ただただ申し訳ない(32歳)」など、相手のことを考えて申し訳なく思ってしまうことがうかがえる声が集まりました。

 調査結果を受けて、同社は「好きな相手なら楽しみなはずの相手からの連絡や自分からの返信も、相手のことを好きでなかったり、興味が持てない場合は苦痛に感じてしまうものなんですね」「恋愛関係は、お互いに好きという気持ちがあって成り立つものです。好きではないのにお付き合いを続けるのは、相手の気持ちを踏みにじることにもなるので、早めに関係を解消する方がいいでしょう」とコメントを寄せています。