これから収穫のピークを迎える旬の果物「桑の実」。 年配の方には「かつてよく食べた」「懐かしい」という方もありますが、実は最近、多くの健康成分を含むスーパーフードとしても注目されています。 5月21日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、アシスタントの山本衿奈がこの桑の実について紹介しました。

     

あなたは桑の実を知ってる?

スタジオに桑の実を持ってきた山本、30歳の光山雄一朗アナウンサーに何の果物か尋ねます。

光山「ブドウをかなり縮小したような見た目」

山本「ラズベリーにも似たような濃い紫色」

光山は食べてみて「甘さがある。そして粒がたくさんついている分、プチプチっとした食感、弾力があって…後味はさっぱり」と感想を漏らします。
しかし最後まで正体がわからない光山。

山本から「桑の実」と明かされると、「あ〜これが!」と反応。
桑の実という存在自体は知っていたようです。

愛知県幸田町出身の山本は、小学校からの下校時にはおやつ感覚で、道端の木から桑の実をもぎって食べていたとのこと。
先日70代の方と桑の実の話になった時に「山本さんよく桑の実知ってるね!」と言われて驚いたそうです。

若い世代では桑の実を知らない人も多いでしょう。

縄文時代からあった!?

改めて桑の実に説明する山本。
その名の通り桑の木になる実で、大きさは2cmほど。ラズベリーと同じくらいです。

かつて日本では養蚕が盛んでしたが、蚕の餌となるのが桑の葉でした。
そのため養蚕が盛んな地域を中心に桑の木が植えられていました。

日本における桑の実の歴史はなんと縄文時代から。『日本書紀』にも桑に関する記述が出てきます。

このように古くからある果実ですが、今やその存在を知る人は減ってしまっているようです。

山本「知っている人にとっては懐かしい、知らない人にとっては新しい、そんな存在じゃないかな」

スーパーフードとしても注目

地域の人のおやつ感覚だった桑の実ですが、現在では美容や健康にいいスーパーフードとしても注目されています。
英語では「マルベリー」と呼ばれ、海外で話題となっているとか。

桑の実にはビタミンや鉄分、ポリフェノールの一種アントシアニンが豊富。
そのためジュースやジャムにしたり、冷凍してそのまま販売をしているメーカーもあるということです。
ちょうど今が旬なので、産直市場などでも見かける可能性があります。

日本人にとっては原点とも言える果実。
あなたにとっては懐かしい味ですか?新しい味ですか?
(ランチョンマット先輩)